【STEP-4:混合|ミキシング】の工程で一見チョコレートの形状になりました。
見た目は液体ですが、実際はまだざらざらした状態で、
次の工程【STEP-5:微粒化|レファイニング】に移ります。
■STEP-5 微粒化|レファイニング
まだ粗い、粒子を更に細かくして更に滑らかな状態にします。
ミキシングが終わったチョコレートの状態。
ここから目の細かいざるで漉して、残ったチョコレートをまたすり潰す作業を繰り返します。
参考レシピには「舌で滑らかになるまで繰り返す」と書かれてありますが…
うん。どこまで滑らかにするかは考えずに作業開始です。
網に通すと、まだまだ粒子が洗い事がわかります。
網目を通ったチョコレートはトロトロ滑らか~
網の裏目に残ったチョコレートも丁寧にそぎ落とします。
つやつやトロトロのチョコレートがすり鉢にたっぷりとできました。
味見と滑らかさを確認します。
んん?ざらざら…まだまだ粒子が荒いのがわかるでしょうか?
網で漉してすり潰す作業を繰り返す事、1時間。
参考レシピの「一般家庭ではいくらやっても限界がある気がする」を受け取り、
ここで一区切りをつけて次の工程のコンチングに進みます。
■STEP-6 精錬|コンチング
レファイニングしたチョコレートに、更に滑らかさを出す為、じっくり時間をかけて練り上げる工程。
チョコレートの滑らかさを決める工程でもあり、Bean to Ber 製法や工業製品では3日~5日かけて練りこむ工程。
1.チョコレートに残る不要な酸味や雑味を飛ばし、チョコレート本来の香りを引き出す。
2.加えたカカオバターの脂による乳化で、より滑らかな食感にする。
コンチングはチョコレートの食感や味が決まる重要な作業です。
この工程でチョコレートの味を安定させ口当たりの良い、深みのあるチョコレートに仕上がるのです。
専用の機械で仕上げるコンチングの工程…
手作りチョコレートですのでもちろん手動で作業します。
再び、45℃で湯煎しながら、練り上げます。
前の工程、レファイニングで粒子の細かくなったチョコレートをボウルに移し湯煎します。
やっぱり、45℃キープは難しい。あっという間に温度が上がります。
後はもうひたすら練り上げます。
練る
練り上げる事、2時間。
チョコレートが艶々していませんか!?もう辺り一面チョコレートの香りが漂っています。
本来であればまだまだ練り上げ作業が必要な工程のコンチング。
「もっと練りたいと思う気持ち」とはうらはらに、もう腕はクタクタです。
コンチングが終わるとチョコレート作りは大詰め、次はテンパリング作業です。
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