世界遺産 白神山地にある十二湖だけに
ブナの自然林は是非とも散策したいスポットの一つです。

十二湖は広大な白神山地の
青森県日本海側、深浦町にあります。

世界自然遺産は日本に4ヶ所しかなく、白神山地は原生的なブナ林が大規模に残っている
最後の地域として貴重です。

ブナやミズナラなど、広葉樹の深い自然林。
雄大な自然を体感できます。

500メートル程続く散策路を歩きます。



十二湖の森は”森林セラピーロード“に
青森県で初めて認定された森だそうです。

全国に数十ヶ所ある、医学的証拠に裏付けされた
森林浴効果のお墨付きを得ている森です。

森の香りや空気の清浄さ、美しい森の色彩や景観などが
人の生理に及ぼす効果について医学的実験による検証を終え

歩行や座観により、ストレスを軽減させるなどのリラックス効果や
血圧の低減・脳の働きを落ち着かせる効果があると認められています。


木々の中に立っていると
何もしなくともそれだけで心癒されます。

ぐーん…と背伸びをして
葉が風に揺れる音、鳥の声に耳を澄ましてみる。
ただ森の緑を見ているだけで心が洗われるようです。



樹齢3000年のブナの大木。
ゴツゴツとした木の幹。

何年も何年も…長い間この場所にあったと想像してみると
森の凄さや大切さを素直に感じます。

“深呼吸”と書いた看板。
大きく深呼吸して森林の空気を胸いっぱい吸い込みます。
緑のいい香り。



近年の調査では約8000年前には、白神山地のブナ林が存在していたとされています。

守られるべき貴重な森を身近に感じられる散策路です。