どんなに待っても食べたい一杯がここにある。
この日も着席から着丼まで約30分。

これで美味しくないラーメンなら激怒だが
食べたら分かる！この美味しさ、この丁寧さ。



長い長い、煮干しラーメン探求の旅。
なんだか行き着いた気がする。

青森県の有名な煮干しラーメンは大抵食べた。

どこが一番好きかと聞かれたら何店舗も頭に浮かぶ。
「じゃあ最後に食べるなら？」と聞かれたら...
青森県青森市・中華そば 田むらの”鬼にぼし”と答えよう。



”どぶ色”
煮干しを愛する者なら分かるだろう。

この色こそが、煮干しの中の煮干し。

表面に浮かぶ油だけを見ると、くどいスープを想像するかもしれないが
一口すするとそのギャップに驚くはずだ。

こってり濃厚な味わいなのにスッキリしている。
”鬼”と表現されるパンチはあるが、とても食べやすいのだ。



自家製麺はややウェーブのかかった中太麺。
歯切れがよく、スルスルと口に入っていく。
このスープにこの麺あり。控えめだがしっかりと”鬼”を支えている。



広い店内。
テーブル席の他に座敷もあって家族連れも多い。
最初は、これだけ待って怒り出す客はいないのか？と疑問に思ったものだが
みんな知っているのだ。

こだわりの一杯、時間がかかるのはしょうがないのだ。

本当に旨い煮干しラーメンが食べたいなら黙って待つべし。

※新年の営業は1/3から

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煮干しラーメンの聖地と言っても過言ではない青森県。
あなた好みの1杯を見つけてくださいね！