藤棚~かご弁当|青森県/弘前市|グルメ|Locolle ローコレ

藤棚~かご弁当

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“観光でいらっしゃったんですか?”(ニコニコ)
“あ、いいえ!地元です!”(急いで否定)
“えー?!言葉がきれいなので”(ニコニコ)
“ネイティブ津軽弁です!!!”(誇らしげに)

なんとも、ほっこりした会話で始まった今日のランチの場所は、「割烹 藤棚」。
老舗と言ってもいいのではないでしょうか?幼少期に連れていったもらった記憶があります。
(当時は何もわからず騒いでいたことでしょう。すみません。。。)

通されたのは、2階、「藤の間」。
え?!ひとりなのにお部屋?!個室?!いいんですか?!
桜まつり期間中の繁忙期、てっきりカウンター席と予想して行ったのでびっくりしました。

昼のメニューは、お店のHPを拝見して決めておりました。
「かご弁当」です。
理由は、かわいいから。単純ですみません。

予約の電話をいれたときに、何を注文するのかも伝えてありましたので、
「では、お料理お持ちしますね」の後に、次々と運ばれてきます。
お弁当なので、食後のコーヒー(もしくはアイスクリーム)以外はすべて最初から出揃います。

お料理が並んだ時点で、普段あまり使わないように気をつけている言葉が出てきてしまいました。
「やべえ…。」
かわいいのです。

何から食べてよいのか…全部、全部食べるんですけど、順番迷う。
まずはお刺身から!いえ、やっぱり、お箸を濡らすためにお蕎麦から!

お蕎麦はシンプル。
葱、海苔、天かす、もみじおろし。
お出汁はきつくなく、
つるつると口に入っていきます。
ホッとします。 つやっつやです。
うわー、海老、あまーい。 茶わん蒸しも開けちゃいますよ。
熱いうちに食べたいですから。一口食べて、
ふわっと柚子の香りが口に広がりました。
同時にほのかな甘みも感じます。
“津軽の茶わん蒸し”ですね。

でも、甘味はそんなにつよくなく、
上品なお味がしました。

黄色いお皿に映えたお野菜の煮物も、
控えめながらしっかりとお味がついていました。そして、「桜」が入っておりました。

顔がニヤけてしまいます。 焼き魚は、ブリでした。
お魚は旬のものを使うそうですが、ブリを使うことが多いとのことです。凍み豆腐は食べるとき注意してください。
お出汁がひたひたに滲みてますので、
わたくしのようにうっかりこぼす可能性大です。

大根が、お味噌に囲まれて葉でくるんでるものは、「葉くるみ」というそうです。
このお味噌、酒粕のお味噌なのですが、
かなり強烈にぶわっときますよ。
お酒好きにはたまらない。お子様は注意。

手毬寿司の鮭は、スモークしてありました。なるほど、味の強弱ですね。 いちばん奥にあったので
食べるまで気付きませんでしたが、
氷が一緒に入っていました。最初にお料理が揃ってしまっても、
食べるとき冷たいままでどうぞ、
というご配慮が感じられ、
うれしくなりました。

食後のコーヒーを飲みながら考えていたこと。是非書きたかったこと。
それは、お店というのは、お料理・商品ありきなのはもちろんですが、やはり、「人」なんじゃないかと。

食事中に聞こえてきた他のお客さんとのやりとりなのですが、
お声からしてお客さんはご年配の方が多いのでしょう。

“どうぞ、ゆっくり階段をお上りください” という、若いスタッフのお姉さんの声。

私が写真を撮ろうとしていたときには、
“お写真お撮りになるなら、かごの蓋は、こんな感じでどうですか?”と、セッティングしてくださるお気遣い。

コーヒーを運んできてくださった時に、いろいろと質問しまくる私に、ニコニコと質問に答えてくださいながら、
“あ、コーヒー、冷めちゃったらいけないのでどうぞ!” の一言。
本当にうれしくなりました。

桜まつり期間中のよく晴れたお昼時、ずっと居たいけれども、
長居してスタッフの方々のお手を煩わせてはいけない。これにて帰ります。また来ます。
ありがとうございました!

弘前市のランチ特集はこちらから
ジャンル
グルメ / 和食
エリア
青森県 / 弘前市
投稿日
2014.4.28
制作者
Reporter neneEditor さいかmyu/fukita
プレイスインフォメーション
藤棚
〒036-8198 青森県弘前市元長町 青森県弘前市大字元長町20−1
営業時間:11:30〜14:30、17:00〜22:00
定休日:日曜日
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