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黄緑色の品種「王林(おうりん)」はゴールデン・デリシャスと印度の交配品種で、
品種登録はされていませんが、1952年に命名されてから、「ふじ」や「つがる」に次ぐ生産量を誇ります。
王林の特徴
黄緑色のりんご、きおうやトキ、シナノゴールドは、王林が親品種になっています。
その名の通り「青りんご」と言えば「王林」を指すように、青りんごの代表的な品種です。
食感と味わい

青りんごである事から、一見、酸味の強いりんごのようですが、甘みが強くシャキシャキとした食感と芳醇な香りが特徴です。春先になると果肉は柔らかくなってきます。
王林は熟すと果皮は黄色くなり甘みが強くなります。
この為、りんごの酸味と程よい渋みを食したいときは、果皮の緑が強く熟す前の王林を選ぶと良いでしょう。
王林の外観

黄緑色の果皮に果点(表面の斑点)がみられます。
手触りは少しざらりとしていますが、果点がくっきりと目立つようになると熟している証です。
市場には比較的きれいな地肌の物が出回りますが、甘さ重視であれば果点が目立つものを選ぶと良いでしょう。
果実の表面にうっすら茶色いさびができやすい為、訳アリ品としてアウトレット価格で販売される事もあります。
香り高い青りんごの女王・王林
先にも触れた通り、王林の最大の特徴はなんと言ってもその芳醇な香りです。
「青りんご=酸味が強い」というイメージとは真逆の、甘い香りが漂うりんごなのですが、なんとこの甘い香り。
収穫後のわずかな期間だけしか感じる事が出来ないのです。
近くにあるだけで漂う王林の甘い香りは、日にちが経つと消えてしまいます。
甘い香りを纏いながら王林を食すなら、収穫直後が狙い目です。
もちろん、漂う甘い香りは消えても、王林自体の甘い香りも甘い味わいもそのままです。
根強い人気がある王林。青りんごの代表種としてこれからも長く食べられるりんごです。