朝がぐんと冷え込んで、最高気温も15℃を下回る日が多くなりました。
これからどんどん冬に向かって行く季節。
この季節になると、農家の軒先に下がり始める干し柿。
昔ながらの情緒を感じる風景です。
スーパーにも並ぶ、アルコールに漬け“渋抜き”された柿。
数年前まで柿は木から採ってそのまま食べられないことも知りませんでした。
渋抜きされた甘い柿。
少し歯ごたえがあったり、じゅくじゅくに熟れた柿
食感にこだわりがある方も多いのではないでしょうか?
そんな甘い柿ですが、糖度の高さは圧倒的に
渋柿の方が強いってことを知っていましたか?
吊るして乾燥させ、ゆっくりと自然に渋が抜けて甘くなっていく干し柿。
干し柿の糖度は水分がないので計測できませんが、砂糖の1.5倍と言われています。
砂糖より甘いという、干し柿。
自分でも作ってみたいと思いませんか?
今年の秋はlocolleでも干し柿を吊るしてみました。
できあがりが今から楽しみ。
以前ローコレで紹介した
雑穀料理教室 ホホラカメ
の高杉先生に作り方を教えていただきました。
渋柿も先生のお宅の庭の木から頂いたんです。
シンプルな作り方でとても簡単でした。
収穫からの詳しい工程はaggregateのブログで紹介しています。
干し柿用の柿を収穫するときは、枝をT字に残します。
皮を剥いたら、T字に残した枝の部分に紐を結んでいきます。
柿を結ぶときは重ならないように離して結びます。
あとはただ干すだけ。
もっと消毒とかいろいろする事があるのかと思っていましたから
簡単で驚いています。
干しはじめは天気のいい日、
日当たりが良く空気がよく循環する場所(軒下がベスト)に干します。
カラス対策についても紹介しているので参考にしてみて下さいね!
これから干していくと表面が固くなり、中が柔らかくなっていきます。
今から出来上がりが楽しみ。
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■2017-11-14 追記
柔らかくなってきた頃、途中で揉んであげると美味しい干し柿になると聞き
2週間を過ぎた頃に揉んでみると、まだ柔らかくて中はトロトロの様子でした。
3週間後になると、色が急に黒くなりました。不安になり、一つ割ってみると
中はまだトロトロでレア。味は甘く、渋も抜けたようです。
こんなねっとりとした食感の干し柿は初めてです。
自分で作ったからこそ味わえる食感に、しばし感動。
みなさんも、ぜひ手作りしてこの食感を味わってみて下さいね。
柿の収穫から、干し柿を干すまでの詳しい作り方や
干し柿の保存方法まで aggregateのブログで紹介していますのでぜひ参考に。
・干し柿作り1~収穫
・干し柿作り2~干すまで(消毒についてはこちら)
・干し柿作り3~吊るすとき(鳥対策についてはこちら)
・干し柿作り4~柿の今後
・干し柿作り~番外編 柿に枝がないとき
・干し柿作り~一週間後
・干し柿作り~2週間後
・干し柿作り~3週間後 レア干し柿完成
高杉先生は本当に教え上手で、話もとても楽しかったので
あっという間に終わった干し柿作りでした。
もっと色んな話が聞いてみたい。
自然食は思っているよりホント奥深くて、知らない事だらけ。
ホホラカメでは水曜日のみ、ランチカフェの営業もしているので
ランチがてら、先生の楽しいトークと美味しい自然食の味を体験してみてはいかがでしょうか。
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