思わず息をのむ美しさ、秋田・国際教養大学の図書館。
2008年に建設されたこの図書館は、古代ローマの円形格闘場コロシアムをテーマに、
地元秋田県産の高級杉材がふんだんに使われた建物です。
中でも特徴的な傘型の屋根の梁が四方に木が張り出している様子は、
まっすぐな木の柱が生み出した曲線の美しさがより一層ひきたちます。
カーブを描く通路の壁沿いに並ぶ、洋書の背表紙を長めながらゆっくりと館内を歩きながら見渡していきます。
まるで大きな木に包まれているよう。
図書館に足を踏み入れた当初は少しあった緊張感がほぐれてきたのでしょう。
人が通る音や館内でリズムを刻むキータッチの音が心地よく聴こえます。
「いつでも勉強できる場を提供したい」と大学が思いを込めた、365日24時間眠らない図書館は、
いつきても、どんな時でもリラックスした時間になるよう心地よい空間を作り出していました。
図書館沿いにある林をゆっくり歩いて森林浴。
薄くかかった霧が、まるでヨーロッパにいるような気にさせてくれます。
定休日:要確認