八戸から初参戦の津軽森。
津軽森2018に出展する作家さんの中でも、私が一番注目していたのが、こちら猿田さんの陶器でした。
最近、陶器を見る時、底を見るクセがありますが、猿田さんのマグカップ、底こそがチャームポイント!
私 「高台がないのに、釉薬(ゆうやく=表面につける薬品の事)が付いているのはどうしてですか?」
猿田さん「1200度の熱に耐える消耗品パーツがあって、4本の熱線パーツの上にマグカップを置いて焼いている。
底をよく見ると釉薬の付いていない丸い点が4か所あるんです」
とのこと。
釉薬は陶器の表面を覆い強化するだけではなく装飾の役割もあります。
釉薬にはたくさんの種類があり、多種多様な色や装飾を描くことができます。
この模様も陶芸用の大きなスポイトのようなものに釉薬を入れて、一滴ずつ色を付けていくそうです。
底美人なマグカップ達。見ていて飽きません。
そして、この独特な形のテント。インディアンが使っていたティピーテントというモノだそうです。お洒落~!(テント前の天井用透かしランプも素敵!)
会いたかったランプシェードのネコ達。真似して作ってみたいけど、難しそう~!
金木町に移住してきたという猿田さん。
2015年に「陶工房ゆきふらし」の常設ギャラリーが太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)に出来たそうです。
旧家と猿田さんの作品。。。素敵な雰囲気の予感!是非行ってみたいと思います。
津軽森2018「陶工房ゆきふらし」五所川原市~《個人作家部門 陶磁器No.119、120》
定休日:不定休