もうすぐクリスマスがやってきますね。
今年はどんな夜を過ごそうか?もう決めました?
わたしはローストビーフがメインのディナーに決めました。
今月のlocolle冬レシピは“基本のローストビーフ”オーブンレシピを紹介します。
「簡単レシピ」「失敗しない」などなどレシピも数多く
ローストビーフの作り方は様々紹介されていますが
実は、内容はそんなに変わりません。
表面を高温で焼き、低温で中まで火を入れるのみです。
でもこんなにもハードルが高く感じるのは
できあがるまで中身が見えないからではないでしょうか?
どのように管理していくと成功しやすいのか。細かく説明したいと思います。
ローストビーフの主に大事なポイントは4つです。
- 焼く前にお肉を常温に戻すこと
- 表面は高温で焼く
- 焼き時間は短時間で
- 肉を休ませる
■肉を常温に戻す
ローストビーフに限らずステーキも“中をレアに”という方は必ず必要です。
厚いお肉の中心に火を入れるのは、なかなか大変だからです。
中まで火が入る前に、表面が丸焦げになる事は避けたいですね。
20℃ほどの室内であれば、
肉(塊)100gに対し30分を目安に常温に出しています。
■表面を高温でジュっと焼く
炭火焼肉などもそうですが、“ジュっと出た肉汁がジュっと焼ける”
それを
「メイラード反応」というのですが
その焼けた香りを嗅ぐと“美味しい”という人間の本能が呼び覚まされるそうです。
これは人間がまだ原始人だった大昔、火を使って最初に肉を焼いて以来
今日まで受け継がれてきた本能。おもしろいでしょ?
■焼き時間は短時間で
これは先ほどの常温に戻す事と繋がっています。
オーブン調理ではジュっと表面を焼き、中を人肌まで火を通します。
高温220℃のオーブンに入れるので、
表面が焦げる前に中心まで火を入れたいですね。
中心が人肌(40℃)まで温まったら、あとはオーブンから出し
アルミホイルで包んでじっくり余熱で火を通していきます(出来上がり中心温度60℃)。
焼き加減をみる時は、金串を中心まで刺し10秒経ったら抜く。
唇の下など、皮膚の柔らかい所にあて温かく感じたらOKです。
40℃というとお風呂くらいの温度ですから、触っていられない程熱い場合は少し焼きすぎです。
冷たいと感じたらあと5分~10分、もう一度焼きます。
焼き時間は肉1㎏に対し20分を目安としています。
■低温でじっくり調理しながら肉を休ませる
オーブンから出した肉はアルミホイルに包み、余熱でじっくりと火を通していきます。
同時に休ませる。休ませるとは、どういう事かというと
オーブンから出したばかりの肉の中では
ジュージューと外に出たがる肉汁が走り回っています。
少し休ませると中の肉汁が落ち着いて、お肉に定着してくれます。
これはハンバーグの時も同様で、焼きたてアツアツをいただくのもいいですが
フライパンに入れたまま少し蓋をして、休ませてあげると
ふっくらジューシーなハンバーグになります。ぜひ試してみて下さいね。
休ませる時間の目安は、焼き時間と同じくらいです。
なかなか奥深いお肉のお話は いかがでしたか?
今回もYouTubeでレシピ動画を公開中です。
今回はローストビーフの定番
グレービーソースも一緒に作ってみました。
ローストビーフを焼いたときに出た旨みをギュッと凝縮させて作りました。
こちらもローストビーフと一緒にぜひ作ってみて下さいね。
レシピはクックパッドでも公開中です。
クリスマスの食卓を豪華にするローストビーフ。
ローストビーフの4つのポイントを参考にしてみて下さいね。
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