秋田県の伝統工芸品である「大舘曲げわっぱ」
その歴史は古く、きこり達が、杉の柾目板で曲物の器を作ったのがはじまりと言われています。
関ヶ原の戦いに惨敗し、窮乏が激しかった頃。
きこり達が弁当箱として利用しているのを見た大館城の殿様が
下級の武士達に、副業として"曲げわっぱ"の製作を命令しました。
江戸幕府時代には、100人以上の職人が大舘にいたと伝えられています。
木目の美しさが、曲線をさらに引き立てます。
手に持った時の滑らかな木の感触。木の香り。本物だけが醸し出す存在感。
機能性にも優れていて、杉の柾目は何年経っても狂うことはありません。
調湿作用があるので、弁当箱をはじめ、お盆、おひつ、柄杓、など
さまざまな曲げわっぱが生産されています。
特に弁当箱は、調湿作用があり、余計な水分を曲げわっぱが吸収してくれるので
ご飯がさらに美味しくなるほか、傷みにくくなるのでおすすめの逸品です。
今回は秋の味覚のひとつ、「栗ご飯」を炊いて弁当を。
生栗から作った、甘くてホクホクした「栗ご飯」
芸術品ともいえる「大舘曲げわっぱ」が美味しい栗ご飯をさらに引き立ててくれます。
もちろん栗の皮剥きには
栗くり坊主Ⅱ
今回は栗ご飯の作り方をよりわかりやすく、動画でご紹介します。
「生栗から作る栗ご飯」
作り方をもう一度おさらいしてみませんか?
*****~栗とマイタケの炊き込みご飯~レシピ******
・米 2合
・もち米 1合
・生栗 20個くらい
・マイタケ 50g
・出汁昆布
・しょうゆ 大3
・酒 大1.5
・みりん 大1.5
・塩 小0.5
炊飯器に入れてスイッチオン!で出来ます。
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ごはんを口に入れると、出汁の昆布とマイタケの香りが広がります。
栗は程よく歯ごたえが残って、噛むたびホクホクとほどけていきます。
この季節だけの贅沢!
みなさんも曲げわっぱ弁当を持って、秋を感じにおでかけしに行きませんか?
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