初めてのコース料理。緊張しながら一人でお店に入る。

店内に入ると席が用意されている。
外では雪が降っているが、テーブルの上には
自家庭園でビニールハウスで育てているという、植物が。

そしてキャンドルのカバーには田園風景が描かれている。
これがいくつか種類があるらしく、今回のものは
笹森シェフのお気に入りのものだということだ。

ワインセラーを覗くこともできる。
今回は自家製のワイン、2012サスィーノバルベーラを頼んだ。
ブドウの味が引き出されていて、甘味、酸味、渋みとも程よく、飲みやすいワインである。

前菜一つ目は
・弘前の高杉産の馬肉のタルタル
(自家製のハードタイプのチーズの器にのせて)

二つ目は
・自家製生ハムの盛り合わせと自家製のパン



・青森県産バルベリー鴨のハム
・十和田の黒豚のハム
・十和田ガーリックポークのモルタデッラ
・十和田ガーリックポーク肩ロースのカポコッロ
・ソプレッサータ

ハムの味の違いを楽しめるのと、甘味の凝縮された干し柿がとても美味しい。

パンも全て違う味である。
食べ終わると「パンを追加しましょうか？」とあちらから聞いてくれる。

・アマダイの鱗焼き、赤かぶのスープ　自家庭園のキクイモのピューレ



鱗がサクサクして美味しい。
赤かぶのスープ、キクイモのピューレが素材の優しい甘味である。

・手打ちパスタ



（キタッラ、ヤリイカ、タコ、ホタテ、ウニ、魚介の幸のソース）
贅沢な味わいのパスタである。魚介の旨味がぎゅっとつまったパスタ。

・トルテッリーニ
（自家製リコッタチーズ、パンチェッタ、自家庭園のビエートラ、キクイモ、コールラビのソース。）
エゾ鹿のグリル、赤ワインソースがけ
ジャガイモはインカのめざめ。甘味が強い。ハーブはローズマリー。
エゾ鹿のグリルの柔らかさと赤ワインのソースの調和に幸せになる。

そしてデザートはティラミス



お店で飼育している烏骨鶏の卵を使用したティラミス。
こちらがまた、少ししっかりとした食感でとても味わい深い。
ミントのアイスも食べやすく下のクッキー生地のようなもの、
ドライオレンジのサクサク感が楽しい。

最後はエスプレッソ
今までに飲んだことのないタイプ渋みが少ないさっぱりとしたエスプレッソ。


プティフール
ムッシリとした食感。予想がつかなくて楽しい。
その素材自体単独で食べても美味しいし芸術のように組み合わさったものを頂くのも美味しい。

味わうのがとても楽しい。
とても緊張しましたが、店員の方がフォローしてくださり、楽しく料理を頂くことが出来た。
また、メニューに関しても内容を知りたいと伝えると紙に書いて渡して下さった。

全体を通して、食事の余白といいますか、空気といいますか
そういう 幸福感を味わえるお店だと思う。