ほるぷ子ども館は、木のぬくもりと太陽の光に包まれた静かな森の中の図書館。
屋根の低いこじんまりした可愛らしい建物で、 屋根の上のオブジェがくるくる回っている。
1975年に児童書の販売会社「ほるぷ図書月販」(当時)が建て、
黒石市に寄贈したもの。
設計は、日本を代表する建築家の一人、故・菊竹清訓氏。
ほるぷ子ども館には「子供の人間形成の場」という思想が込められている。
開館時に備えられた3200冊の本は、世界中の児童書の中から専門家によって厳選されたもの。
建設当時、様々な人達の思いが込められて作られたほるぷ子ども館。
子どもの減少も影響しているのか、市に委託されたことにより予算が限られてしまい、
修繕や設備の維持が難しくなってきているそう。
当時あった滑り台も撤去され、前庭にあるプールも節水のため使われていない。
玄関も本来の玄関ではなく、足洗場から続く入口が使われている。
そういった現状を聞くと、なんだか寂しく感じてしまう。
全国に多数設置するはずが、完成したのはここだけ。
現在も、地域の人々に親子二代にわたって親しまれ、放課後にはたくさんの子ども達が集まってくる
黒石ほるぷ子ども館。
この貴重な「子ども図書館」を維持していけることを望みます。
黒石ほるぷ子ども館
住所 〒036-0411 青森県黒石市大字温湯字派15番地2号
TEL・FAX 0172-54-8070
開館時間 午前10時15分~午後5時
休館日 毎月第1、3、5日曜日
毎月第2、4月曜日
国民の祝日
年末年始(12月29日~1月3日)
館内整理日(毎月末日) ※日曜日にあたるときは、その翌日
図書館は本がある場所だけではありません。空間そのものが本を読むための場所として存在しています。
一度は行ってみたい素敵な図書館が全国にあります。
定休日:第1、3、5日・毎月第2、4月・祝日・年末年始・館内整理日(毎月末日)※日にあたるときは、その翌日