青森県鶴田町に初めて出来たワイナリー(ワインの醸造所)
『WANO Winery -ワノワイナリー -』で、2017年度のワイン作りに参加してきました。
ワノワイナリーで作る、最初のワインということもあり
地元・鶴田町はもちろん、県内外からも注目を集めています。
スチューベンを計量して、運んで...
ぶどうの実の選別を瞬時に行いながら、除梗破砕機に入れて実と茎を分ける。
鶴田町の特産品・スチューベンの事や、そもそもワインとは?の事まで。
初めて聞いて経験する事だらけ、驚きの連続でした!
▼前回までの様子はこちらから
■vol.1 ワインは生きている~青森県鶴田町「WANOワイナリー」
■vol.2 スチューベンを生かす~青森県鶴田町「WANOワイナリー」
ぶどうの実と果汁が、無事にタンクの中に流れていく様子を見てホッ(;^ω^)
ここからも、私達の口にワインが入るまでにはたくさんの作業があります。
この日作業したのはここまでですが、出荷されるまでの作業を間近で見て・体験して。
ワインに対してますます興味と愛着がわいてきました!
旅行先で楽しむワイン作り体験じゃなく、ガッツリ作業して。
筋肉痛にもなりましたが、とても有意義な時間を過ごしました。
(あ~~~ワインの完成が待ち遠しい!はやく飲みたーい!)
・・・とはいえ。かなりの体力と労力を使うワイン作り。
想像していたよりもはるかに作業工程は多く、機械が揃っていても人手は必要...
糖度をこまめに計測して、次のタイミングに神経を張り巡らせる...
こーーーんなに大変だったとは・・・!!!(''Д'')
どうしてワイナリーを始めようと思ったのか・・・?
オーナーの八木橋さんに疑問をぶつけてみました。
―どうしてワイナリーをやってみようと思ったんですか?
「3年前に”東京ワイナリー”を見学して、衝撃が走った。
こんなに狭いスペースでワインって作れるの?!
ぶどうの木が1本も無い場所でもワイナリーをやっているなんて!」
東京ワイナリーに行ったことをきっかけに
”ぶどうの木はたくさんあるのにワイナリーはない”という鶴田町の現状に疑問を抱いた八木橋さん。
【鶴田町にもワイナリーを作りたい!】
そこからは、全国各地のワイナリーを見学して歩きました。
「農家の高齢化が進む鶴田町は、このまま何もしなければ終わってしまうと思った。
日本全国、ぶどうの栽培が盛んなところにはワイナリーがあるのに、鶴田町には無かった。
今のままじゃいけない!鶴田町のぶどうが無くなってしまう。」
ワイン作りの経験はゼロ。
一からワイン作りの勉強をはじめて
「正直、不安もある」と八木橋さん。
それなのに、ワイナリーにここまで情熱をかたむける理由。
【鶴田町が好き】
シンプルだけど、とっても素敵な理由です。
一度、鶴田町を離れて東京で生活した経験があるからこそ気がつけた地元の魅力。
「若い人が勉強できて、ぶどうに興味を持ってもらえるような場所にしたい。
ワインをきっかけに、ぶどうの栽培に若い人もたずさわっていってくれれば。」
ワインの出来上がりが楽しみと、笑顔の八木橋さん。
「完成したら、ソムリエの方を招いて試飲会を開きたい。」
「今後は、県外のワイナリーのように体験型のプランなどもやっていきたい。」
ワノワイナリーには、これからも楽しいことがたくさん待っていそうです☆
ワインの予約は店頭か、お電話で。(
詳しくはWANO Wineryのページをご覧ください)
『赤』『白』『ロゼ』の3種類。各1,800円・・・私はもちろん予約済でーす♪
鶴田町で作ったぶどうで、鶴田町でワインを作る。
―そのワインを鶴田町でいただく。
これ以上の贅沢はありません。
私も自分が地元産・ワイン作りの作業に関われた喜びをかみしめて...
今年の冬を「ワノワイナリー」のワインで楽しみたいと思います。
定休日: