せわしない毎日から少し離れゆっくりとした時の流れを感じる「心の旅」へ出かけてきます。


重要伝統的建造物保存地区に選定された「こみせ通り」。
青森県黒石市中町にあるこの通りは、江戸時代に黒石津軽家初代領主、津軽信英(のぶふさ)が侍町、職人町、商人町と 町割りをおこなった際に出来たものと伝えられています。


一間置きに柱を建てその上に板張りの屋根がついた通りは、むかしながらの風情を残したまま。
こみせ（小見世）は今でいうアーケードのようですが、大きな違いは屋敷の敷地内に造られた通りだということ。


商人たちは、買い物にくるお客さんの為に自分の土地に屋根付きの通路を作ったのですね。ここは思いやりで出来た通りです。
そこを歩く人々を強い日差しや雨、吹雪などからやさしく守ってくれます。