▼前回までの記事はこちら
iPhoneが赤外線サーモグラフィーカメラになる(1)
アメリカのFLIR Systems社(フリアーシステムズ)から発売されている、スマホ用サーマルカメラ「FLIR ONE」という商品。
表面の推定温度を測りながら撮影することができます。空港で熱がある人の体温測定をする仕組みと一緒ですね。
体の温まっていない部分も、このカメラを通して見ると一目瞭然。
指先が冷たいです。
驚いたのが足を撮影した時。
腰を痛めて以来、左足が痛むようになったのですが、写真に撮ると左足だけ冷たいのが解ります。
長年の通院歴がありますが、これは初めて知りました。
病院では教えてもらえないことまで、発見できたりするのです。
他にどんな使い方ができるかというと、家の中の窓やドアなどの
冷たい空気が入ってくる場所を調べたり。
冷蔵庫の中の冷えていない飲み物はすぐわかってしまいます。
温度に関わる様々なことを調べられますね。
「FLIR ONE」は7種類のカラーパレットが使用できます。
これまでの写真は「レインボー」というカラーで撮影しています。
冷たいところは、青や黒っぽく、温かいところは赤やオレンジに見えます。
電話は電気で熱を帯びて温かい為、赤くなっています。
紙パックのジュースは冷蔵庫から出してきたので冷えています。
ペットボトルの水は飲みかけで半分入っています。
この状況を、各カラーパレットで撮影してみます。
最低温の撮影ではペットボトルの水よりも冷えている、紙パックのジュースだけが
青く色がついています。
逆に最高温では電話だけに赤く色がつきます。
これは、役立ちそう!
他は色調のみの違いのようです。
見易さでいうとレインボーが一番視覚的に温度の色がわかりやすい為、見易いです。
サーモグラフィーでは目に見えないものを見ることが出来ます。
侵入者の検出、暗い夜道や濃い霧の中や煙の中での安全確保にも使えます。
エネルギー効率や水漏れ等の識別、壁の中の熱源の確認など様々な用途に活用できそうです。
撮った写真は、写真として保存されています。
関連アプリも複数出ているので、様々な使い方がありそう。
商品は楽天やAmazonで購入可能です。