何度も訪れたくなる場所。
日本百景の1つとなっている岩手県一関市の猊鼻渓(げいびけい)。
渓谷は砂鉄川が石灰岩を侵食して創り出した絶壁。
川岸には100mを超す絶壁がそびえ立っています。
猊鼻渓といえば、船頭さんが棹一本で巧みに舟を操る舟下り。
約2kmにわたる渓谷を眺めながら、約1時間30分の川下りが始まります。
白い岩には緑の木々が力強く根をはっています。
透き通った水面からは、川魚や錦鯉が泳いでいる様子が見えます。
舟から魚に餌をあげる事ができ、魚が水面を跳ねながら舟の横をついてきます。
何とも言えない贅沢でゆっくりとした時間。
途中にある「毘沙門窟」。
舟下りをしながら賽銭箱にお賽銭を投げます。入ると「幸せの音」がなるそうです。
折り返し地点で一度舟をおります。
少し歩くと、猊鼻渓の名前の由来となった「獅子ヶ鼻」の岩があります。
散策を楽しんだ後、舟に戻りいよいよ川下りがスタート。
「猊鼻渓の川下り」というだけあって、この下りメインだそうです。
舟下りでは舟頭さんが[げいび追分]を唄ってくれます。
この唄を聞き景色を眺めながらの舟下りは、本当に言葉にできない時間です。
季節の移り変わりと共に、見える景色が違うのも猊鼻渓の魅力。
これからの秋の紅葉、冬は水墨画の様な景色を眺めながらの舟下りもいいですね。
定休日: