青森県の津軽平野南部に位置する田舎館村は、農業が盛んな小さな村。
見渡す限りの水田が広がる田舎館村は米づくりの村でもあります。
そんな人口8,100人あまりの小さな村が今は日本国内に留まらず、
世界へと知られるようになったきっかけとなったのが「田んぼアート」
農業のおもしろさを知ってもらうきっかけになればと
2種類の古代米と「つがるロマン」の3種類の色彩が異なる3種類の稲を使って
水田に絵や文字を描いたことが始まりです。
毎年違うテーマで描かれるアート。
稲の種類も年々増え、アートの緻密さも増しています。
その後、年月を経るごとにアートは進化を続け、
植えた稲で描いているとは思えないほどの完成度となりました。
最初は平面に図柄を描くだけであった田んぼアートに遠近法を取り入れ、
展望台から見た時に美しく見えるように図柄の設計を行いました。
アートが描かれている水田の中にはあぜ道があります。
あぜ道の中から図柄を見てもまったくわかりません。
これが、展望台から見ると絵となって見えるわけです。
こんなにも繊細なアートはすべて手作業。
図柄の部分は農協女性部や農家の方達が植えています。
見頃は8月ですが、それ以外も稲の成長過程で違った表情を楽しめます。
定休日: