今年は暖冬、とは言われていますが雪はやっぱり降るものですね。
現在石垣の修理と天守閣の修復が行われている弘前公園で、新たな撮影スポットを探りに行ってきました。

雪がちらつく中、滑らないように気を付けながら園内を探索してきました。
所々に小さな山になった雪があり、２月の雪灯籠まつりに向けて少しずつ準備が進んでいるようです。
今年の雪灯籠まつりは2016/02/11(木・祝)～2016/02/14(日)までの４日間。

さて、今まで一番の有名撮影スポットだった「下乗橋」と「石垣」と「天守」の三拍子そろった場所は
このように天守が移動して、寂しい景色になっていました。



本丸に入り天守があったところは雪が積もって近くで見ると更に寂しい・・・

天守の移動先に近づいてみると、時折吹雪く寒い中一生懸命修復作業が行われていました。
そしてその隣にアスレチックのように組まれたものが・・・！



階段のところには「滑るので注意」の掲示がありました。
確かに凍っているところがあって、雪や氷に慣れていない人は
ちゃんと滑り止めのついた靴を履いていないとつるんっと転びそうです。

ゆっくり上ってみると、目線が天守と同じになって
下で見るよりも近くに感じました。

手前には何もないので天守の姿がしっかりと見る事ができますが、
桜と一緒に、という写真は撮りにくそうでした。
天守と桜が両方入った撮影スポットになりそうなところとしては
・本丸に入っていく坂の途中の桜のカーテン
・登り切った先の弘前市古木名木の１つ
　「弘前枝垂れ」というシダレザクラとともに
・天守の正面から(もう少し右に寄れば桜との被りが少ないと思います)

この３つくらいしか発見できませんでした。
そしてそのどれもなんだかしっくりこない・・・
やっぱり、下乗橋から見る石垣の上に建つ天守と桜という姿が
一番美しいんだなと再確認させてくれる調査となった気がします。



この姿を再び見られるようになるまで約９年。
早く直ってほしいと思う反面
工事を急ぎ過ぎて事故などが起きてほしくないとも思います。

ですが、天守は移動していても弘前公園が桜の名所であることは変わりません。
ぜひこの機会に、桜の一本一本、ひと花ひと花を
じっくりと愛でてみてはいかがでしょうか？